ダールの中でも短編で痛快な作品。語数も1万語以内で読みやすいだろう。
狐を擬人化したストーリーでは「赤ずきんちゃん」など、悪党として出てくることが多いけど、
これはダールらしさが出ていて、人間の強欲的なところを十分に見せつけ、
Digger達?の普段暗い感じで生活しているキャラクターを引き立てている。
普段ならStealingで悪いと感じる社会通念も、Mr. Foxは説き伏せる。
ダールが児童作家として、多くに人に親しまれている理由がわかるような作品。
相変わらず喜びの表現が”Yappiee!”なのも楽しい。
アニメ映画としても出ているみたいで、合わせてみるともっと楽しいかも。
Fantastic Mr. Fox