Andrew Clementsの作品なのでジャンル的には学園生活ものになりそうだが、
今回の本はちょっと特殊です。タイトルとおり突然透明人間になった時・・・
透明人間ものと聞いただけで面白そうと感じる人も多いかもしれません。
そしてAndrew Clementsらしく、登場人物には盲目の女性との関係、両親のとの関係について
書かれています。主人公の心内描写がやはり巧みです。
一応何故、透明人間になったか、そしてそれを解明しようとして原因を突き止めようとします。
科学系の難しそうな単語も結構出てくるので、知らない人はそのジャンルの単語の勉強になるし、
私のように大学で電気系を専攻していた人には馴染みのある単語が出てくるところも興味深いです。
透明人間というSFテーマに現実性を乱すことのないように配慮されています。
Things Not Seen