読み始めからナレーションが特殊で作家と読者のキャッチボールが楽しい本。
途中謎解きがあったり、子供の冒険物ですがそれぞれのキャラクターは引き立っている感じでした。
ただ個人的には、大それた感じで書きすぎているため作者のこの手法に最終的には拍子抜けです。
(星5つにならなかったのはこのため、もっと驚愕な結果を望んでました)
タイトル同様、ちょっと特殊な物語の進行は面白いのですが、
結局は子供の冒険ものといった印象が残ってしまいました。
もうすこし派手に結末を迎えても良かったのでは?と作者に問いかけたいです(笑)
続編も出ていて続きます。この巻の終わり方的には次も読んでみたい気にはなります。
一応、秘密組織的な物の存在を含ませていてそこが気になります。
多読的には若干難しい単語も多い気がしますが、それは作家がわざと使っている為、
ネイティブにも難しい単語です。流れ的にはドキドキしながら読めて良作です。
(ただ好き嫌いが分かれそうな作家ですね)
The Name of this Book Is Secret (The Secret Series)