Bushido: The Soul of Japan
公開日 : / 更新日 :
Inazo Nitobe
Wilder Publications (2008-05-30)
売り上げランキング:4534位
語数:13,000語 / YL:9.9 / オススメ度:
(3.0)
一言でいうと難しかったです。教科書みたいな感じでした。
正直かなり飛ばし読みしたので、内容こそはなんとなく理解しましたが細かい部分は読みきれていません。
英語が書かれたのが古いのもありますが、格調高いです。
“Hence”とかいっぱい出てきますからね^^;
そういうわけで英語学習のために多読をしている方にはとてもお勧めできないと感じました。
どうしても武士道というテーマの本が読みたいなら洋販ラダーシリーズで出ているみたいなので、
こちらをお勧めしておきます。
http://tadoking.com/book.php?asin=4896844424®ion=JP
内容に関しては、新渡戸稲造がとても賢いことが良く理解できますし、
まぁ日本人の感覚を良く調べて書き上げているという点では感心しました。
しかしながら多くの引用(孔子とか孟子、キリスト、イスラムなど)が出てきますので、
読む人の教養もそこそこ要求される本です。手を出すと痛い目にあう可能性もあります(笑)
家康、秀吉の「ほととぎす」の話とか、そういった日本人なら誰でも知っている古典を
英語で書かれている部分もあるのでそういうのは面白いと感じます。
あとアメリカ人との対比なんかも面白く読めました(本音と建前など)。
本の中では「武士道の未来」について書かれてしめていますが、
現代の日本人にとって「武士道」の精神はどれほど残っているでしょうかね?
まぁ昔に比べて暮らしが豊かになったせいで、人間が弱くなったとは私は感じました。
こういった本を読んで生き方を考えるのもありですね。難しいですが・・・
Bushido: The Soul of Japan