ゲド戦記の2冊目、読み始めると話がころっと変わるのかと思ったが、 そんなことはないので、やはり1作目から読んでいったほうが良さそう。
The Tombs of Atuan: The Earthsea Cycle (Earthsea#2)
Ursula K. Le Guin
Simon Pulse (2001/09/01)
売り上げランキング:7510位
ページ数:192ページ
オススメ平均:4.0
語数 45,948 YL 7.5 オススメ度
前作の1ページ目にEarthseaの全体地図があるが、 この巻では、その中の一つの島が主な舞台となっていて、 主人公は前回に比べ、非常に狭い空間での行動になる。 これが前回の、海を縦横無尽に動いていく流れと よく対比できていて、読んでいて新たな物語の新鮮味を感じた。 「動」と「静」と同様「光」と「闇」、「生」と「死」などの対比の書き方 が良く出来ていて、このあたりがこの作品の人気の部分なんでしょう。 この作品は全体を通して深く結構暗いのだが、今回も暗い! ただこういったクールな作品も楽しんで読めると多読の実力も付いてきた証といえそう。 英語もやや難易度が高いが、前作より量は少なめで、 嵌ると意外とページ送りが速くなるのでオススメです。 The Tombs of Atuan: The Earthsea Cycle (Earthsea#2) ▲独特の雰囲気をもった物語、読んでいて深みを感じます。