2008年、コールデコット賞オナー賞作品。
また、「2007年度ニューヨークタイムズベストイラスト賞」
「2008年ボストングローブ・ホーンブック賞ノンフィクション部門」
「2008年ボローニャ・ラガッツィ賞ノンフィクション部門」と様々な賞を受賞して
本にもいくつかメダルが貼ってあります。
The Wall: Growing Up Behind the Iron Curtain (Caldecott Honor Book)
The Wall: Growing Up Behind the Iron Curtain (Caldecott Honor Book)Peter Sis

Farrar Straus & Giroux (J) 2007-08-21
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語数:3,516 / YL:4.5 / オススメ度:★★★★☆


これは、なかなか凄い作品です!数々の賞を取るだけの作品だと思います。

アメリカに亡命し世界的に有名な絵本作家となったピーター・シスが、冷戦下の東
欧で送った子ども時代、青年時代を、1冊の絵本にまとめた。

この一文を見ただけでも、冷戦時代の東側諸国のことに関して、
知らない人は興味を持つのではないでしょうか?

私自身、「プラハの春」という言葉等は聞いたことはありますが
詳細までは知りません。
この本を読んでいると、その当事者からの視点で、日記の内容も含め
わかりやすく絵本になって書かれているので、理解しやすかったです。

やはりカラーのある絵があると文章以上に、表現力を感じます。
色の表現が生きている作品ですよ!

この本を読んで、気になってWikiで「プラハの春」を調べたりしました。
絵本から学び、さらにいろんなことに興味を持つようになる。
絵本のパワーって、凄いと感じます。

あまり今の日本人からすると、興味が薄れている内容かもしれませんが
是非、こういった内容の本は読んでおきたいですね。
作者は子供への「brainwash」はeasyだと言っています。

絵本もそうですが、外から入る情報によって人は全然変わってしまうんだなとも
感じますし、自分の思いというもの、人間の生きる精神って
本質的に持っているもので変わらないのかもしれないなと感じました。

冷戦にあまり詳しくない方とかに読んで欲しいですね。
もちろん、子供に読み聞かせるのもアリだと思います。

The Wall: Growing Up Behind the Iron Curtain (Caldecott Honor Book)