Newbery賞作家ともいってもいいSharon Creechによる作品。
しかしこの本は私には微妙だった。
最初からよく分からない展開が続いていき、多分微妙な子供の感情を
子供の航海日誌から読み解いていくような作品だが、結末がなんとなく分かる謎(謎というか事実)を
だらだらとした、何故、航海の中で見つけていくのかという設定も微妙。
せっかくならもうちょっと冒険色をつけても良かったのではないかと感じる。
ということで起伏があまりなく、途中で読むのがつまらなくなる作品でした。
一つの章が、日誌になっているため。区切りは短く読みやすいのですが、
単語も多読実践者には少し難しいと思います。航海独特の表現も多いです。
個人的には今まで読んだニューベーリー賞作品の中で一番つまらなかったです。
そういえば、同じ海ものとして「The old man and the Sea(老人と海)」を読んだ時と似ていたかも
いまいちこの作品のテーマが掴めてないのかもしれません。