「読書加速度の法則」という言葉をご存知ですか? 知るわけないですよね、 自分が勝手に言っている言葉ですので。 辞書風に書くならば、2つほど定義があって 1.一冊の本を読むとき後半に行くほど  読むスピードが速くなること 2.たくさんの本を読んでいけば、  後に読む本の方がスピードが上がること   2の定義の方は本を読む力が付いたって事で 当たり前なので、何も言うことないのですが 1の現象から主張したいことがあります。 「どんな本でも、最初の方は読みにくい」 まず作者の本の書き方の癖というものがあります。 「as if~」を多用してるとか「3人称の語り口が多いとか」 いろいろありますが、読み進めると慣れてきて読みやすくなっていきます。 次に、登場人物や舞台設定ですね。 最初の方は初見ですので、覚えたりイメージするのに時間が掛かります。 人物や舞台は、後のほうになるとサラッと見て分かるようになります。 最後に本への”のめりこみ度”でしょうか? 話の筋のクライマックスやオチが最後の方にありますので 読めば読むほど本に熱中していきます。 ということで、合わない本はすぐにやめて 次の本に行ったほうがいいと自分は主張していますが 実は”とっかかりが一番合わない”と感じてしまうことも 心に留めておいてほしいのです。 最初が読みにくい本に出会っても 「読書加速度の法則」が待っている! と読んでしまうのも一つの手です。 最初の1ページ目から、面白そうと期待させる本もありますが…